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増毛個別相談でわかったこと ブログやFaceBookに「増毛対策」を投稿してから 個人的に相談を受ける事例が有りました。   私自身が増毛対策で若返った感が出た経緯から 同じ問題に悩む人達に情報提供して、 問題解決に少しでも役立てればと考えたのが切っ掛けでした。   その為に、少し深堀した内容にて、 アマゾンキンドルブックにまとめて出稿しました。 それを読んでもらえれば問題解決になると考えたからでした。   個別相談で分かった事は、「かつらが周囲に知られる恐れ」でした。 この問題解決には二つの重要な対策が有ります。   第一に、現在の増毛技術力の見極めです。 大手カツラ会社では、高度な技術を有していますので 先ずは、無料相談で現物を見せてもらって納得すべきです。 実物を見てもらって納得することが何よりも重要です。 毛髪種類や白髪割合や場所による白髪割合の変化、 分け目やつむじの再現から、生え際の対策など 現物を見て自らの疑問を解消することが重要です。   第二に、周囲から「かつら」と言わせない段階的方法をとる事です。 自然育毛の様なものがあり、かつらとは違った自然な増毛方法で、 若々しさを取り戻す宣伝がされています。 しかし、試してみればわかりますが、時間とお金がかかる割には その効果は疑問だらけです。   お勧めの方法は、残った毛髪の根元に毛髪を結わえ付けて 増毛する方法です。少しづつ増毛して行ければ自然に若返った感になります。 但し、結わえ付けた毛髪の根元は、自毛の生育と共に上に上がってきます。 普通に櫛で梳かしたら自毛ごと抜けてしまいます。 また、残った自毛が少ない場合(私の事例)では、 結わえ付ける自毛自体が無いので、頭皮にラインを張って、 そのラインに毛髪を結わえ付ける手法がとられますが、 これが可能な技術を有する会社は私がブログでお勧めしている 会社のみです。   薄毛対策は本人にとっては重要な問題ですが、 人知れずに解決しておきたい重要な機密事項です。 https://bit.ly/34n430U  写真は、2014年にフィリピン赴任時に住居していた アラバンのフェスティバルスーパーモールのリバーパークで、 良く通ったローカルレストランで、右側には「旭川ラーメン」 があります。

ヘアースタイリングのプロ-006(貼り付けタイプかつら)

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ヘアースタイリングのプロ-006(貼り付けタイプかつら)   当ブログを参考にされた方々から、 貼付けタイプかつらに関する質問を頂きましたので、 個別に返信しつつ、こちらでも説明をさせて頂きます。   一般に「かつら」というと、「かっこ悪い」とか、 「風で外れて大恥をかく」などの印象が有ると思います。 この「貼るるタイプのかつら」は、そうしたかつらの 概念をぶち壊します。「かつら」とは呼称せずに、 メイクの一手段と考えた方が適切です。   「貼るタイプ」は、接着剤で頭皮に張り付けるので、 多少の衝撃では剝がれません。 運動後に、普通にシャワー浴びて、入浴してもOKです。 頭皮にはかつら土台の繊維で接着しているので、 発汗した水分は排出されます。 入浴時にシャンプーを軽くしてOKです。   気になるのが、頭皮との接着境界部分で、 例えば、オールバックの時のおでこの生え際が心配です。 対処方法は多数ありますが、 人工皮膚に産毛を植毛して目立たない様に作る方法や、 かつら土台のネットそのものを生え際まで貼る方法など、 私自身が疑心暗鬼で試してきましたが、 どの方法でも、非常に上手に化けさせてくれます。 とにかく、見た目にはわかりません。   その特徴から、スポーツ刈りのかつらまで有ります。 スポーツ刈りした頭がかつらであるとは思いもよらないです。   難点は、皮膚の新陳代謝に伴って、剝がれる事です。 だから、2週間に1回の店舗でのメンテナンスをします。 メンテナンスとは、古いかつらを剥がして、 新しいかつらに張り替える作業です。   その為には、必ずスペアのかつらが必要になります。 頭部から剝がしたかつらには接着剤が残っているので、 時間をかけて丁寧に溶剤で落として洗浄します。 これには時間がかかるので、店舗に来店してメンテナンスを する場合には、この作業を後回しにします。   かつらそのものが接着剤貼付けで傷みますから 耐久性が悪く、複数台数のかつらの交互利用で、 傷んだかつらを休ませながら長期間に渡り活用出来るようにします。   この貼付けタイプについては、情報が出ていない為に 世間では、あまり知られていません。 かつらの会社は、顧客情報の守秘を第一にしています。 万が一外部漏洩したら、そのかつら会社の命取りになります。 慎重すぎるくらい慎重に情報を守りますから 良き
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ヘアースタイリングのプロ-005(毛量・毛色・毛質) かつら製造では、自然観を守るために、 毛量・毛色・毛質を場所ごとに設定します。   具体的には、頭頂部近辺が比較的薄毛状態であるので、 毛髪密集度合いを場所ごとに分けます。   場所の区分は、頭頂部/前部/後部/左右の側面の5分割です。 この区切り線は、頭部形状計測した3次元上に描画します。 人によりスタイルが異なるので、一人ひとり個別に設定します。   場所ごとに、毛髪密集度合いを変えられますが、 隣接する部分に不自然さが出ない様に、 一定の設定ルールが決められています。   また、それとは別に、白髪の配合割合も 場所ごとに設定できます。   更に、詳細な配慮として 生え際にある細く短い毛髪も再現しています。   これまでの長い年月と莫大な投資により、 かつらとはわからない自然さを生み出すノウハウが 膨大な資材と共に用意されています。   したがって、薄毛を気にするのであれば、 大手のメーカーに相談することが、 解決の早道です。   写真は、頭部形状計測データから形状復元した型に、 デザインを描画しているところです。 このデザイン通りにかつらのスキンネットや 毛髪の植毛がなされます。   私のブログに、大手メーカーの無料相談リンクを貼っておきます。 https://tashiro0630.xsrv.jp/ 男性と女性では別になっています。 無料で秘密厳守で、最高の技術アドバイスを受けられます。
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ヘアースタイリングのプロ-003(段階的増毛) 本日は、かなり具体的な増毛方法について解説します。 薬品やマッサージなどの方法を大金かけても無意味です。 古来より男性頭部は薄くなるのが運命です。 実際に、育毛などを試してみればハッキリ実感できます。 それでも一縷の望みをかけて、ふさふさにしたい気持ちはわかります。   丁髷を結っている男性の姿は、自然の理にかなった方法です。 現在では、若々しく、ふさふさに出来る技術が確立されていますので 金銭的負担を考慮しないで、蘇らせる方法について 解説します。   既に薄毛を気にしている人が、いきなりかつらを付けて ふさふさ頭になれば当然周囲からは「かつら」だと批判されます。 周囲の人は、悪気が無くても、話題を提供したいものです。   そこで、周囲にばれない様に少しづつ増毛して、 いつの間にか、ふさふさの若々しい姿にする段取りを説明します。   手法は、以下です。 1.段階的増毛法で時間をかけて少しづつ増やしてゆく。  その間に、かつらを製作する(製作期間は2か月ほど)。   2.出来たかつら装着する。   その場合のもっと具体的な対応方法は以下です。 1.段階的増毛法は、かつらで無く、自毛根本への毛髪結わえ付けや  頭皮に透明ラインを張ってそこに毛髪結わえ付けする手法で実施します。  この場合、透明ライン技術が有る会社が限られます。   2.かつらが出来上がるまでの期間に徐々に毛髪を増やしてゆきます。  これは、店舗スタッフとよく相談して計画します。  そして作成する「かつら」は、張り付けタイプ又は被るタイプかの  どちらかを決めます。   3.金銭的負担を度外視出来る場合には、文句無しで張り付けタイプです。  世の著名人には多くのユーザーが居ますが、  誰一人としてバレていません。  被るタイプのかつらでは、強風や何かの切っ掛けで、  外れることが有り、ばれやすいです。   4.被るタイプのかつらならば、自ら独自にメンテナンス可能です。  かつらの痛みも少ないので、3年以上使用できます。  貼付けタイプでは、接着剤で痛みが激しく1年もちません。  被るタイプのかつらは、前方を両面テープで、  後方や側面をクリップで装着します。  独自メンテナンスでは、被るタイプのかつらは、  1週間から2週間に一度、シャンプーして両面テ
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ヘアースタイリングのプロ-003(つむじと分け目) かつらは、生地ネット目に毛髪を結わえ付けて作ります。 この結わえ方には様々な方法が有ります。 もちろん植毛針は特別製のものを使用します。 但し、繊維に毛髪を結わえ付けるのですから、 必ず結び目が出来ます。 この「結び目」が結構目立ちます。   特に、つむじや分け目の髪が倒されるところは 地肌が露呈し髪の根元が晒されます。 かつらだと根元に「結び目」が見えてしまいます。 これが目立たないように様々な対応がされています。   更に、つむじや分け目では、毛髪を方向性付けて 植毛しています。 つむじの回転方向なども人それぞれなので、 個人に有った形を再現しています。   そんなわけで、つむじや分け目は多くの事例を 注意深く見てきました。 最近気が付いたのですが、薄毛でもなんでもないのに つむじや分け目、生え際の写真を提示して 「これは薄毛やハゲでは無いか?」 と気ににする人たちが多い事です。   恐らくは周囲の人たちが悪ふざけで 「ハゲ」だと言って、からかったのでしょうが、 言われた本人は心底傷ついていると思います。   そうした動きが、育毛などの商品販売を後押ししています。 高額商品であれば高機能では無いかと考えて 大枚はたいた購入機運を高めています。 確かに経済活発化に貢献しますが、 他人の心無い言動に惑わされる事なく 自信をもって生きて行って欲しいです。   私のように、本当に禿げてしまっても、 増毛技術で若く再現できるのですから。
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 ヘアースタイリングのプロ-002(オフセット)   私が開発を管轄した頭部形状計測復元システムは、 実は既に、男性用かつらでは前例が有っての事で、 実際にはリプレイスでした。   但し、日本全国の男性専門店舗に設置された計測機と、 東南アジアの製造工場に設置されたマシニングセンターを 総て入れ替えたうえで、グローバルな範囲でのシステム開発を 伴うプロジェクトでした。   プロジェクトの効果発動で、店舗での計測が短時間に簡単に 出来るようになり、計測機も手動で移動可能になりました。 製造工場のマシニングセンター側では処理能力が5倍になりました。   この為に、今度は女性用かつらをこのシステムに載せるようにしました。 男性の場合は毛髪が非常に少ない頭部にスキンネットを被せて撮影しますが、 女性の場合は、毛髪が有る上にかつらを載せるので、 男性用のスキンネットが使えないのでした。 この為に、優秀な開発要員と共に、女性用スキンネットの開発をしました。   スキンネットを被せる理由は、計測時の半導体レーザ反射方式では、 スキンネットならば反射するので計測可能だからです。 黒色の毛髪は電磁波を吸収するので、反射計測が出来ません。   せっかくの開発チャンスなので、縫い目の無いスキンネットを作りました。 男性用の薄手のスキンネットでは、毛髪の弾力を抑えられないので 少し厚手のスキンネットになりました。   問題はここからです。 男性用の撮影時には、撮影されたデータを全体的に1㎜縮尺します。 これは、頭部に被せたスキンネットの厚みと遊び部分を縮めて ピッタリフィットしたかつらを作るという理由からです。 これを「オフセット」と言います。   今回の開発時にはオフセット値を+0.01~+無限大、-0.01~-無限大にしました。 これまでの慣行で男性用は-1でしたが、今回の女性用をどうするのか? 男性用スキンネットの広げた時の厚みが0.1㎜程度で、 女性用スキンネットの広げた時の厚みが0.3㎜程度です。 但し、女性の場合は毛髪がある上に装着しますから、 それほど神経質にならなくても良いかもしれません。   もちろん自らの装着するかつらで、+2,+1,0,-1、-2  の5種類を試しましたが、何らの違いが感じられませんでした。 マネキンの頭で、同様に+2,+1,0,-1、-2の5種類の
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 ヘアースタイリングのプロ-001(ヘアーカット)   しばらく多忙だったので投稿が途切れていました。 「お金をかけない視力回復方法の電子BOOK」を作ってました。 いずれこちらでも公開します。   今回は、頭部形状計測復元システム作成上で起きた事象から ヘアースタイリングのプロが如何に威力を発揮しているかの お話になります。   かつら素材の人毛を購入してきてからは、1本づつ選別します。 白髪交じりの毛髪は品質に劣勢があるとの考えからです。 とある工場では、専門の選別者を30名ほど抱えています。 毎日、1本づつガラス板の上で選別します。 この毛髪を選別してからまた束に戻す技術は神業です。   私としてはこの避けられた白髪交じり(グレイヘアー)の 有効活用を考えて、店舗でのカット練習用かつら (トレーニングツーペ)に活用できないかと開発要員と 相談しました。   優秀な開発要員は、直ぐにグレイヘアーと通常ヘアーの 比較できるかつらを製造してくれました。 人毛はすべて表面処理着色されていますので、 どれがグレイヘアー使用かは見分けがつきません。 私にも全く見分けがつきませんでした。   そもそもトレーニングツーペとは何か? オーダーメイドかつらは、お客様に合わせたスタイリングに するために、装着時に必ず毛髪カットします。 お客様が納得行くようなスタイルを作ります。 ところが、カットし過ぎの問題が有ります。 カットし過ぎたかつらの毛髪は伸びてきません。 カットし過ぎたらアウトです。   こうした問題が起きない様に、事前にトレーニングします。 カットの技術的な指導を実際にかつらをカットして教授します。 この技術指導を実施するプロ中のプロに、 グレイヘアー使用かつらを黙って渡したら 一発で見破られて練習用に使う事を拒否されました。   見た目は誰にも分かりませんが、ハサミの感触が全然違うとの事。 こんな感触違い品ではトレーニングにならないとの事。 全く持って恐れ入りました。   ハサミの感触は数値に出来ない職人技の世界です。 しかし、そこが重要なのです。 大切なプロのこだわりの世界が一部垣間見れました。   このプロ集団には、その後も多方面で非常に助けられました。 かつらを単に製造するだけならば製造原価が低いので ぼろ儲けをしているように見られます。 しかし、お客様のスタ