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3月, 2021の投稿を表示しています
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ヘアースタイリングのプロ-005(毛量・毛色・毛質) かつら製造では、自然観を守るために、 毛量・毛色・毛質を場所ごとに設定します。   具体的には、頭頂部近辺が比較的薄毛状態であるので、 毛髪密集度合いを場所ごとに分けます。   場所の区分は、頭頂部/前部/後部/左右の側面の5分割です。 この区切り線は、頭部形状計測した3次元上に描画します。 人によりスタイルが異なるので、一人ひとり個別に設定します。   場所ごとに、毛髪密集度合いを変えられますが、 隣接する部分に不自然さが出ない様に、 一定の設定ルールが決められています。   また、それとは別に、白髪の配合割合も 場所ごとに設定できます。   更に、詳細な配慮として 生え際にある細く短い毛髪も再現しています。   これまでの長い年月と莫大な投資により、 かつらとはわからない自然さを生み出すノウハウが 膨大な資材と共に用意されています。   したがって、薄毛を気にするのであれば、 大手のメーカーに相談することが、 解決の早道です。   写真は、頭部形状計測データから形状復元した型に、 デザインを描画しているところです。 このデザイン通りにかつらのスキンネットや 毛髪の植毛がなされます。   私のブログに、大手メーカーの無料相談リンクを貼っておきます。 https://tashiro0630.xsrv.jp/ 男性と女性では別になっています。 無料で秘密厳守で、最高の技術アドバイスを受けられます。
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ヘアースタイリングのプロ-003(段階的増毛) 本日は、かなり具体的な増毛方法について解説します。 薬品やマッサージなどの方法を大金かけても無意味です。 古来より男性頭部は薄くなるのが運命です。 実際に、育毛などを試してみればハッキリ実感できます。 それでも一縷の望みをかけて、ふさふさにしたい気持ちはわかります。   丁髷を結っている男性の姿は、自然の理にかなった方法です。 現在では、若々しく、ふさふさに出来る技術が確立されていますので 金銭的負担を考慮しないで、蘇らせる方法について 解説します。   既に薄毛を気にしている人が、いきなりかつらを付けて ふさふさ頭になれば当然周囲からは「かつら」だと批判されます。 周囲の人は、悪気が無くても、話題を提供したいものです。   そこで、周囲にばれない様に少しづつ増毛して、 いつの間にか、ふさふさの若々しい姿にする段取りを説明します。   手法は、以下です。 1.段階的増毛法で時間をかけて少しづつ増やしてゆく。  その間に、かつらを製作する(製作期間は2か月ほど)。   2.出来たかつら装着する。   その場合のもっと具体的な対応方法は以下です。 1.段階的増毛法は、かつらで無く、自毛根本への毛髪結わえ付けや  頭皮に透明ラインを張ってそこに毛髪結わえ付けする手法で実施します。  この場合、透明ライン技術が有る会社が限られます。   2.かつらが出来上がるまでの期間に徐々に毛髪を増やしてゆきます。  これは、店舗スタッフとよく相談して計画します。  そして作成する「かつら」は、張り付けタイプ又は被るタイプかの  どちらかを決めます。   3.金銭的負担を度外視出来る場合には、文句無しで張り付けタイプです。  世の著名人には多くのユーザーが居ますが、  誰一人としてバレていません。  被るタイプのかつらでは、強風や何かの切っ掛けで、  外れることが有り、ばれやすいです。   4.被るタイプのかつらならば、自ら独自にメンテナンス可能です。  かつらの痛みも少ないので、3年以上使用できます。  貼付けタイプでは、接着剤で痛みが激しく1年もちません。  被るタイプのかつらは、前方を両面テープで、  後方や側面をクリップで装着します。  独自メンテナンスでは、被るタイプのかつらは、  1週間から2週間に一度、シャンプーして両面テ
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ヘアースタイリングのプロ-003(つむじと分け目) かつらは、生地ネット目に毛髪を結わえ付けて作ります。 この結わえ方には様々な方法が有ります。 もちろん植毛針は特別製のものを使用します。 但し、繊維に毛髪を結わえ付けるのですから、 必ず結び目が出来ます。 この「結び目」が結構目立ちます。   特に、つむじや分け目の髪が倒されるところは 地肌が露呈し髪の根元が晒されます。 かつらだと根元に「結び目」が見えてしまいます。 これが目立たないように様々な対応がされています。   更に、つむじや分け目では、毛髪を方向性付けて 植毛しています。 つむじの回転方向なども人それぞれなので、 個人に有った形を再現しています。   そんなわけで、つむじや分け目は多くの事例を 注意深く見てきました。 最近気が付いたのですが、薄毛でもなんでもないのに つむじや分け目、生え際の写真を提示して 「これは薄毛やハゲでは無いか?」 と気ににする人たちが多い事です。   恐らくは周囲の人たちが悪ふざけで 「ハゲ」だと言って、からかったのでしょうが、 言われた本人は心底傷ついていると思います。   そうした動きが、育毛などの商品販売を後押ししています。 高額商品であれば高機能では無いかと考えて 大枚はたいた購入機運を高めています。 確かに経済活発化に貢献しますが、 他人の心無い言動に惑わされる事なく 自信をもって生きて行って欲しいです。   私のように、本当に禿げてしまっても、 増毛技術で若く再現できるのですから。